子どもたちの瞳は、とても澄んでいます。日々、自分の願いや希望に向けて懸命に歩もうとしています。でも、自分の力だけでは乗り越えられないものが、時に大きな壁となって立ちはだかるのです。
その一つ、目を凝らさないと見えない「子どもの貧困」と呼ばれるものです。これは、言うまでもなく子どものせいではありません。福祉に関わる方々の努力だけでは、この壁を取り除くことができません。だからこそ今、「できるところから未来を託す子どもたちの支援をを合言葉にして『みやざき子どもほほえみ基金』が発足しました。
ひなたの県みやざきから、支援の輪が全国に広がり、子どもたちの満開の笑顔が溢れてほしい、心からそう願っています。
各界の皆様のご理解ご協力を得ながら、どうにか子どもの貧困救済を目的とした”みやざき子どもほほえみ基金”を立ち上げることができました。まったく走ったことのない試作車を、恐るおそる運転しているような状態です。
子どもの貧困は、非常に多様な現象として現実生活に現れてきます。それを解消するためには、給付する側に高い柔軟性が求められます。そこが、この問題の取り組みを遅らせている点だろうと思います。柔軟性は、考え方のみならず高い事務体力が求められます。本業の合間を縫って、この基金の事務局を務めさせてもらっております。学校の先生方の一段のご協力と、皆様の募金への一段のご協力をお願いいたします。